ろじのあかり

こどものレッスン
まずは、お子さまとコミュニケーションをとりながら、何が必要なのか観察することからスタート。手で触れながら、筋肉に緊張が見られる場合などは筋緊張を肩代わりするよう優しく触れていきます。

少しするとその部分が柔らかくなり、最初より動きが出るようになってきます。

こどものレッスンイメージ

あくまでその子の好きなことをさせながら、一緒に遊ぶように動きをサポートしていくことを重視。歩くことがまだできない場合は、座って足の裏を床につけて歩くことに似た動作を伝えます。そのことによって、骨盤から背骨・頭まで、歩くのに類似した神経系の伝わりが脳に伝達されるのです。

さまざまなアプローチをしますが、決して形にすることはしません。色々な動きをした後、情報を整理して形にしていくのはその子自身です。

赤ちゃんの時にバタバタと手足を動かしたり、一見不必要に見える動きを何度も繰り返しています。実はこれが成長にとっては最も大切で、基礎となる脳内マップを自分自身で作り上げているのです。動きに制限がある子の場合は、なかなかこれが自分でできません。その部分を私たちプラクティショナーが補っていきます。

毎回レッスンの内容は異なり、その子にとって必要なことを行なっていきます。その日に変化が見られない場合も、数ヶ月、数年と積み重ねていくことで着実に変化があらわれていきます。親御さんも成果を急がず、お子さまの小さな変化を一緒に喜ぶ気持ちが大切です。お子さまの変化やそのような心構え、お家でできることなどもレッスンを通してお伝えしていきます。

「動きを通して気づく」レッスンということで、 Awareness Through Movement という英語の頭文字をとって、「ATM」と呼ばれています。

グループでのレッスンでは、床に仰向けになり、自分の体を観察するところからはじめます。「左右の違いは?」「どの部分が重い?」「床についてるところとついてないところは?」など、レッスンを受けた後の感覚がどう違うか感じてみてください。

まずは、頭を軽く左右に転がしてみます。右と左の違いや、体への伝わりを観察することからスタート。両足を立てて右に倒していきます。もちろん無理にやる必要はなく、心地良い範囲で。
この時、ゆっくり動くのもポイントです。速く動いてしまうと自分が何をしているのか感じることができません。動くことで何かをよくするというよりは、自分が何をどうしているのか気づくために行っていきます。そして、反対側に倒します。この時、「右と比べてどうですか?」「やりやすいですか?やりにくいですか?」など、 身体の動きに気づく声がけを行っていきます。

動きはプラクティショナーが実際に生徒さんを見ながら言葉をかけていくので、焦る必要もありません。間違いから発見する場合もあるので、いろいろなやり方を試すようにもうながしていきます。レッスン中は自由にいろんな動きを試してください。この経験が神経系から脳に伝わり、神経の回路を開くため、普段の生活に戻った際も新しい選択や心地良いやり方を自然と選んでいけるようになります。

1つの動きをした後には休憩を取り、レッスンの前と後の違いを感じ取ります。自分の気づきは脳に伝わり、学びとなって定着し、新しい自己イメージを作っていくことができます。

大体45〜60分ほど動きの指示が続いていきます。時間があっという間に過ぎると感じる方も多く、集中した時間を過ごせます。立った時には最初と姿勢や身体の感覚が異なり驚く人も。凝りや痛みも不思議となくなっていたり。人それぞれの違いが見つかります。
 
感覚を磨くことに重きを置いているので、仰向け・横向き・うつ伏せ・四つ這いなど、その時によって違うレッスンをすることが多くあります。赤ちゃんの動き・柔道・日常の動作などユニークなレッスンを毎回楽しんでいただけます。
身体の動きをよりよく組織化する方法を学習していく「機能的統合」と呼ばれるレッスンで、Functional Integrationという英語の頭文字をとって、「FI」と呼ばれます。
最初に少しお話をして、今日の調子やレッスンの希望をお聞きし、そのことをもとにレッスンを始めていきます。まずは施術ベッドに仰向け・横向き・うつ伏せなど、その人にとって一番楽な姿勢へ。例えば仰向けの場合、手のひらで頭を優しく転がしていきます。
「右と左、どっちが転がりやすいか?」「他の身体の部分とのつながり」などをプラクティショナーが感じとりながら進めます。肩甲骨の下に手を入れてみたり、骨盤に触れたり。身体を動かしながら寄りかかる部分などを観察していきます。

優しくゆったり働きかけていくと、骨格を通して、他の体の部分も動き出します。生徒さんは自分で動く必要はありません。動きをしてもらっている中でも神経系は働き、心地よい動きを脳が自然と学んでいきます。


このような感じで約45〜60分間の中で、人にとって必要な動きに気づいてもらいます。自分では感じ取ることのできなかった、身体のつながりや新しい身体の使い方を学ぶことが可能です。グループレッスンでは、はっきりしなかった部分も個人レッスンではしっかりと学ぶことができます。